View HelperパターンによるJSPファイルの実装

Model分離アプローチによる実装

 Beanとカスタム・タグのいずれを使用する場合でも、Modelが存在しない場合に、その代替となる一連のダミー・データを提供するようなヘルパを用意しておくと重宝する(ここでは、この方法を「Model分離アプローチ」と呼ぶ)。と言うのも、このアプローチを使えば、Webデザイナーが開発チームから独立して作業を進められるからだ。

 Model分離アプローチによる実装では、ヘルパ内でModelの有無をチェックし、その結果に基づいて「実際のModel」と「静的Model(ダミー・データ)」のいずれを使用するかを決定するようにする必要がある。

 ただし、このアプローチをうまく機能させるには、静的Modelが実際のModelの正確な“複製”になっている必要があるが、両Model間の同期を保つのは容易なことではない。

 そこで、もう1つの(そして、場合によってはより好ましい)アプローチを紹介しておこう。そのアプローチとは、「開発チームに依頼して、Model内にダミー・データを組み込んでもらう」というものだ(これを、「代替のModel分離アプローチ」と呼ぶ)。このアプローチを使えば、Webデザイナーは、あたかも実際のModelが存在しているかのように作業を進められるうえ、操作対象のModelが常に正しいことも保証される。

 以上、今回は、View Helperパターンの効用と、View Helperパターンを実装する際に有効なアプローチをいくつか紹介した。次回は、今回の内容を踏まえたうえで、Webアプリケーション開発に役立つと思われるヘルパをいくつか紹介する。


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